介護ベッドのレンタルは介護保険を利用するなら要介護2から、自費レンタルならどなたでも可能です。この記事では介護ベッドのレンタルを検討している方や迷っている方に向け、レンタルできる介護ベッドの種類や料金について解説します。
介護ベッドは購入するかレンタルするかのいずれかで入手できます。レンタルの場合の介護保険適用の条件は「要介護2以上」か「保険適用の条件を満たした要介護1もしくは要支援」の方のみです。また、保険を適用せずに全額負担される場合は、症状にかかわらずどなたでもレンタルできます。なお、ベッドの種類によって介護保険の適用にならない機種もあるのでご注意ください。
しかし、どんな種類の介護ベッドがあるのか、料金はいくらかかるか不安な方もいるでしょう。そこで、福祉用具レンタルオンラインショップ「よぐGO」で実際に扱っているレンタル介護ベッドをご紹介します。介護保険を利用した場合の負担額や通常レンタルでの料金、購入価格も掲載しておりますのでぜひ参考にしてください。
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車いすのレンタルは福祉用品を扱う会社と社会福祉協議会のほか、公共・観光・宿泊施設などでも借りられます。
介護ベッドの種類には「1モーター(1M)」「2モーター(2M)」「3モーター(3M)」があります。
名前からわかるように、モーターの数によって種類が異なる点が特徴です。
1Mでは1つの動きもしくは連動した2つの動きができますが、3Mはそれぞれの機能が独立しているため個別で動かせます。
1Mの介護ベッドでは高さ調整または背上げができるほか、背上げと足上げが連動して調整できるものもあります。
高さ調整とはベッドの高さを変えることで、立ち上がりやすい位置への調整が可能です。
2Mの介護ベッドでは、高さ調整と背上げの両方ができます。
また、足上げが連動しているタイプもあるため、商品によっては3つの機能が使用可能です。
1Mとは違い、高さ調整と背上げ機能のそれぞれを使用できます。
つまり、好きな高さで背上げ機能が使えるということです。
高さ調整と背上げの両方を使用すれば、起き上がりと立ち上がり動作時の負担を軽減するっ事が出来ます。
ベッドから移乗するときは介助者の身長に合わせて最適な高さにできるため、介護者・介助者ともに体になるべく負担がかからないようにできます。
3Mの介護ベッドは、3つのモーターそれぞれ機能が独立しています。
高さ調整・背上げ・足上げの機能を別々に細かく使用でき、1Mや2Mの介護ベッドと比べて連動させなくても足上げ機能だけ使えることが特徴です。
足上げ機能が独立していれば、寝たきり状態の方でも足のむくみを予防できます。
長時間ベッドに同じ姿勢でいると血流が悪くなるため、むくみが気になるのであれば3Mの介護ベッドがよいでしょう。
レンタル介護ベッドの料金は、介護保険を利用した場合は月600~1,200円前後(1割負担の場合)、利用しない場合は6,000~12,000円前後です。
実際にレンタルできる介護ベッドと料金をご紹介します。
※介護保険を利用した場合の料金は収入によって定められた負担割合によって異なります(1割~3割)。
同じモーター数でも素材や機能によって料金が異なります。
例えば「楽匠プラスXタイプ 2M」は樹脂製ボードでスマートフォンによる呼び出し機能がついていますが、「ミオレットⅢ 2M 木ボード」は木製ボードでデジタル機器との連携機能はついていません。
「ミオレットⅢ 2M 木ボード」は低コストを売りにしているため、ほかの介護ベッドよりも低いレンタル料で借りられます。
レンタル料金、販売価格につきましては下記をご参照ください。
2Mで費用を抑えられる介護ベッドをお探しであれば、このように低コストを売りにしているモデルを探すとよいでしょう。
商品写真 | ![]() |
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商品名 | 楽匠プラスXタイプ 2M | ミオレットⅢ 2M 木ボード |
介護保険利用時負担額 | 800円/月~ | 700円/月~ |
レンタル料 | 8,000円/月~ | 7,000円/月~ |
販売価格 | 380,000円 | 310,000円 |
3Mの介護ベッドは高さ調整・背上げ・足上げの3つの機能が使用できるほか、ほかの介護ベッドと差別化を図るためさまざまな機能が付属していることが多いです。
2Mの介護ベッドにもあったスマートフォン連携のほか、人間工学に基づいて動きをプログラムしたモデルもあります。
「楽匠プラス Hタイプ 3M」は2Mのモデルと同様にスマートフォンによる呼び出し機能がついているほか、体の動きに合わせた「プラス ライン ボトム」を搭載していることが特徴です。
背上げ機能を使用した際にボトムの動きが体の動きに合いやすいように開発されているため、体がずれにくく骨盤をしっかり起こせます。
「楽匠 FEEZ KQ-7833 3M 木調」は、安定した姿勢で起き上がれる「らくらくモーション」を搭載しています。
らくらくモーションは人間工学に基づく動作制御システムです。
背ボトムと膝ボトムの動作6,500通り以上の組み合わせからプログラムされ、体のずれや圧迫感を大幅に軽減します。
ご紹介したレンタル商品は、どちらも介護保険利用時の負担額が月1,000円を超えますが、月900円のモデルもあります。
高さ調整・背上げ・足上げ以外の機能は特に必要ないのであれば、シンプルなモデルを選ぶとよいでしょう。
商品写真
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商品名 | 楽匠プラスHタイプ 3M | 楽匠FEEZ KQ-7833 3M 木調 |
介護保険利用時負担額 | 1,100円/月~ | 1,200円/月~ |
レンタル料 | 11,000円/月~ | 12,000円/月~ |
販売価格 | 430,000円 | 459,000円 |
介護ベッドは介護保険を利用してレンタルできます。
要介護2以上であればレンタル可能なほか、条件を満たせば要支援・要介護1でも可能です。
「どんな人が介護保険を利用して介護ベッドをレンタルできるの?」と不安な方に、その条件について解説します。
介護ベッドに限らず、要介護2以上であれば介護保険を利用してさまざまな福祉用具をレンタル可能です。
介護保険利用時の負担額は1割ですが、収入によっては2割または3割になります。
2割負担は所得金額が単身で280万円以上340万円未満、2人以上で346万円以上463万円未満の世帯です。
3割負担は年間所得が単身世帯で340万円以上、2人以上の世帯で463万円以上となります。
詳しくは、厚生労働省が配布している以下のリーフレットをご覧ください
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12300000-Roukenkyoku/20180608.pdf
要介護2以上でなくても、条件を満たせば介護保険の利用が可能です。
要支援・要介護1でも、「日常的に起き上がりが困難」「日常的に寝返りが困難」な人は例外的に給付されます。
ただし、市町村が医師の所見・ケアマネージャーの判断などを書面で確認したうえでの要否の判断が必要です。
まずは自治体やかかりつけ医、ケアマネージャーに相談してみましょう。
なお、条件を満たせば介護ベッド以外の福祉用具もレンタル可能です。
詳しくは以下の表をご覧ください。
https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/000875875.pdf
介護ベッドはレンタルと購入どちらでも入手できますが、利用期間によってはレンタルのほうがコスパがよくなるケースがあります。
レンタルするか購入するか迷っている方のために、どのケースでどちらがお得になるのかを解説します。
介護保険を利用するか短期間の利用の場合、レンタルのほうが安く抑えられます。
先ほど解説した条件を満たすのであれば、介護保険を利用してレンタルするとよいでしょう。
ただし、介護保険でレンタルできる介護ベッドは付属品といわれる柵やマットレスを別でレンタルする必要があります。
付属品は身体状況の変化に合わせて種類を変える必要があるケースが多く、購入よりレンタルを選択される方が一般的です。
介護保険を利用せず何年も使うのであれば、購入したほうがコスパがよくなります。
例えば「ミオレットⅢ 2M 木ボード」は販売価格が310,000円、レンタル料金が月7,000円のため、4年以上使用すればレンタルするよりもお得です。
ただし、途中で不具合が起きて使用できなくなることもあります。
2台の購入ではかなり費用がかかるため、初めから点検・修理・交換が無料の会社でのレンタルがおすすめです。
「介護ベッドをレンタルしたいけれど、どこですればよいかわからない」
「どんな介護ベッドをレンタルすればいいの?」
こんなお悩みがあれば、福祉用具のレンタルオンラインショップ「よぐGO」までご相談ください。
豊富な種類からお選びいただけるほか、専門的知識を持つ担当者が介護ベッド選びをお手伝いいたします。
「よぐGO」では2Mと3Mの介護ベッドを合計13種類ご用意。
スマートフォンと連携して呼び出し機能がついているものや、人間工学に基づく動作制御システムを搭載したモデルもあります。
低コストを売りにしているものや身長に合わせて調整できるモデルもあるため、用途や体のサイズに合った介護ベッドをお選びください。
「どんな介護ベッドを選べばよいかわからない」
こんなときもお任せください。
専門的知識を持つ担当者が、介護ベッド選びをお手伝いいたします。
「よぐGO」のレンタル商品は、点検・修理・交換が無料です。(状況によっては料金が発生する場合がありますのでご確認ください)
問題なく使用していただけるよう、しっかりサポートを行っております。
借りている福祉用具の調子が悪くなったら担当スタッフか、電話・問い合わせフォームにてご連絡ください。
レンタル介護ベッドの種類や料金、介護保険を利用する条件などをご紹介しました。
介護ベッドはレンタルか購入で入手できますが、利用期間によってはレンタルのほうがコストを抑えられるケースがあります。
レンタル中は点検・修理・交換が無料としている福祉用具レンタル会社もあるため、ずっと問題なく使いたい方はそうした会社を選ぶとよいでしょう。
福祉用具は身体状況の変化に合わせた対応が必要となるケースが多く、介護保険を利用してのレンタルを選択される方がほとんどです。
介護ベッドの種類はとても豊富でどれを選ぶか迷ってしまう方が多いです。
そうした場合は、「よぐGO」までご相談ください。
メールでのお問い合わせは下記にご記入、送信してください